こちらに落ち度がないにも関わらず返金や損害賠償等の要求をされる、こちらに一定の落ち度はあるが過剰な要求をされる、特定の顧客から繰り返しクレームがある等のクレーマー問題。クレーマー問題が生じた場合、従業員がその対応に多大な時間と労力を要し、本来の業務に時間と労力を費やすことができなくなり、会社全体の業務が滞ることになりかねません。それだけでなく、クレーマーに対応する従業員は多大なストレスを抱えることになり、モチベーションの低下や精神・身体の不調を生じることも。一方で、解決しようと安易に要求に応じてしまうと、さらなる要求を受けることも多々あります。このようなクレーマー問題は、安定した経営を妨げる大きな要因になります。
クレーマー問題が生じた場合には、そのリスクを最小限に留めるため、初期対応が極めて重要になります。法的責任の有無及び範囲を判断し、企業の方針を決定した後は、一貫して毅然とした対応をとることが要請されます。
法的責任がないにも関わらず又は法的責任の範囲を超えて、要求に応じたり、要求に応じる姿勢を示したり、態度を変えたり、曖昧な対応をとると、解決が困難になる。
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