「取引先に商品等を売却したが、売掛金を支払ってくれない」「取引先が多額の借金を抱えているという噂がある」といった債権回収の問題は、事業を継続していくうえで避けては通れません。企業が売上金を回収できなかった場合、これを取り戻すために、回収できなかった金額と同額の利益を上げなければならず、利益率に応じて回収できなかった金額の何倍もの売上を上げる必要があります。また、資金繰りにも大きな影響が生じます。債権回収の問題は、安定した経営を妨げる大きな要因になります。
証拠確認・収集
内容証明郵便の発送
民事保全手続き
民事訴訟・執行手続き
債権回収の問題が生じた場合にとる対応は、各場面において専門的な知識・経験が必要になります。
例えば、証拠確認・収集に関しては、保全、訴訟、執行の法的手続きを見据え、足りない証拠や権利を強化するためにどのような書類が必要かなどを検討する必要があります。
民事保全手続きでは、相手方がどのような財産を保有しているかに関し、弁護士に認められている弁護士会照会制度等を有効に活用し、業種や業態等に応じて適切な手段を検討します。そして被保全権利や保全の必要性について、説得的な申立てを行う必要があります。
当事務所は、多くの債権回収事件を扱った経験を有し、より債権回収の実効性の高い方法をとれる「弁護士力」を自負しております。
弁護士によっては、一定の手続きをとったところで債権回収請求を諦めることもあるようです。当事務所は、債権回収の実現に向けてねばり強く手段を模索し、不屈のチャレンジ精神で挑み続けます。そのため、他事務所で回収できなかった事件や他事務所で断られた事件についても依頼を受け、回収を成功させた実績が複数あります。
債権回収問題は初期対応において、民事保全手続きの申立てなど迅速な対応が要請されることが多々あります。当事務所は、平成29年12月現在7名の弁護士が所属しているため、スピード感とフットワークの軽さをもって対応にあたることが可能です。
債権回収にあたって、どれくらいの弁護士費用を要するかも気になるのではと思います。弁護士費用については、請求額に応じた%で着手金を定め、回収額に応じた%で報酬金を定めている事務所が多いです。しかし、この費用体系では、回収ができなかった場合にも、請求額に応じて多額の着手金を要することがあります。
当事務所は、原則として請求額に応じた%で着手金を定めていますが、事案の難易度や回収見込みなどによって、着手金の割合を低くし、報酬金の割合を高くするということも柔軟に対応しております。こうすることによって、回収が受けられないにもかかわらず、多額の弁護士費用を要するという相談者にとって苦しい事態を避けられるのです。