当事務所に労働問題をご相談いただくメリットは、訴訟という「最終プロセス」を見据えた大局的な視野からご意見できることにあります。訴訟は、労使の協議による解決が困難な場合にたどり着く、労働問題の「最終プロセス」であり、そこで何が起きるのかを熟知することで、はじめて大局的なアドバイスを行うことができます。
当事務所は各弁護士が地道な研究を行い、それをもとに徹底した評議を繰り返すことで、一人ひとりの訴訟スキルを向上させております。また、弁護士間のコミュニュケーションを密にすることで、事務所全体として訴訟対応能力を向上させてきました。
協議で解決に至る場合でも、この訴訟スキルのあるなしで結果が変わってきます。会社として労働問題をより良い解決に導くため、訴訟まで見据えた当事務所にご相談いただくことは大きなメリットがあると自負しております。
労働問題を解決するポイントは、「事前の予防」と「事後の迅速な対応」です。
例えば労働審判においては、第1回期日までに当方の言い分を全て主張し尽くし、審判官らに理解してもらう必要があります。短い準備期間の中で、解雇事案であれば退職の経緯を背景事情から説明したり、残業代請求事案であれば当該従業員だけでなく他の従業員の日常的な勤務状況を説明する等、膨大な準備が必要になります。そのため、問題が発生後、ただちにご相談いただくことが重要です。
ひとたび労働問題が発生すると、その対応のために多くの時間が取られ、他の従業員の士気にも影響します。本来、問題を発生させないようにする、事前の予防がもっとも重要なのです。問題解決と事前予防のために、弁護士は存在しています。
※事実認定力とは、関係資料からどのような事実が認定できるかを推察する技術をいいます。